2007年10月20日
パヴェにゃん完成秘話。
パヴェにゃん?
ひこにゃんをモチーフにしてパヴェリングを作りたいと思ったのが・・・かれこれ半年前
パヴェとはメレダイヤを敷き詰めたジュエリーがパリの石畳に見えることから、そのように
呼ばれています。ひこにゃんの丸みのある体形とカラーを見て、すぐにひらめいたのが
世界四大宝石のエメラルド・ルビー・サファイアそしてダイヤモンドのパヴェリングです
なかなかこのメジャーな宝石全てを組み合わせてジュエリーを作ることがなく
絶好の機会だと思い、ひこにゃんパヴェリングプロジェクトが立ち上がったのです
いつもながら僕の想いをスタッフに押し付けたのであった・・・
皆さんも、もうご存知かもしれませんが、アトリエ春ではひこにゃんリングを
18金とシルバーで制作しました。
実はパヴェリングを制作するための序章でもあり、イメージを膨らましていき、ひこにゃん
パヴェリングの制作に入っていったのです
しかし、そこから苦労の連続が始まったわけです
何が難しいかといいますと、セッティングする宝石の大きさ、並べ方、カラーをイメージして
配置を決め、そして、地金になってからの制作方法、仕上げ方も頭に入れて制作して
いかないと、磨く作業で出っ張りが無くなったりだれすぎたりと形が崩れ、思った位置に宝石が
入らなかったりしてしまいます。仕上げまでも計算しながら、ひこにゃんの体の丸みや厚み
などをワックス(ろう)にて制作するのですから、かなり高度な技術が要求されるのです。
さすがにこの僕でも・・・僕だから?先読みして制作することが非常に難しかったです
ワックスが完成すると、次はワックスを石膏で固めて窯で焼き型を作り、鋳造します。
そしてまずはシルバーで、原型のそのまた原型を制作してゴム型をつくり、再度シルバーで
鋳造して原型を制作。こういった工程を経てようやくプラチナのリングになったのが
すでに7月になっておりました 専門的でわかりにくいですよね・・・
ここまででもかなり大変な作業なんです。。。
次は、宝石に合わせてリングに穴をあける作業に入ります。
まずは宝石の直径をひとつひとつ正確に測り準備しておきます。その時点で宝石にキズや
カケがないかチェックしますが直径が1~1.8mm・・・ かなり気を使う作業になります。
そして、宝石の配置を決めてリングにしるしを付け、並べ方に注意しながらひとつひとつ穴を
あけていくのです 以前ブログで紹介した「ぶつぶつひこにゃん」の完成です。
そしていよいよ、宝石をひとつひとつ留める作業に入ります。
細かく指定した位置に、一流の彫り留め職人さんが、ひとつひとつ爪を起こして宝石を
留めるのですがそれはそれはかなり大変な作業であり、熟練の技が必要とされます
デザイン通りにできるかどうかは、最終的には彫り留め職人さんのセンスにゆだねることに。
イメージ通りにできるかどうか、ほんと出来上がってくるまでわからない状態で2ヶ月・・・
待ちに待ったひこにゃんが、キラキラのパヴェリングとして誕生したのです
いつしかスタッフ達が制作途中に“パヴェにゃん”と名づけていたのは言うまでもありません
今は最終仕上げの段階に入り、裏仕上げを経て、刻印をレーザー加工で打ち込む予定です。
ほんと、技のオンパレードです
宝石の内訳は、ホワイトダイヤをひこにゃんの全身に71個・ブラックダイヤを目と鼻に3個。
ブラウンダイヤをリング部分に64個。兜と襟にエメラルド4個・ルビー42個
イエローサファイア32個オレンジサファイア16個 合計232個の宝石を使用しました
超豪華ひこにゃんパヴェリングの完成をお楽しみに!! by.シュン
またまた、ひこにゃん登場です。
今回は、18金のひこにゃんです!
立派になってますねー。金額も立派!!
初回400本限定!「...
滋賀県のローカルなブログを書いています。
ひこにゃんリングを記事にしましたので、トラバさせていただきました。
この記事の画像もお借りしましたが、
不都合でしたら削除いたしますので、ご連絡下さい。
事後報告で申し訳ございません。
彦根400年祭もあと少し、紅葉シーズンにむけて観光客数アップと
滋賀県アピールできたら、いいと思います。
こちらこそ紹介していただいてありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。